MACDを使ったバイナリーオプション取引を知りたい人へ
今回の記事では、代表的なオシレーター系インジケーター「MACD」について解説していきます。
他のインジケーターと比べると少し見方が難しいと感じる方もいらっしゃいますが、使い方は意外とシンプル。
投資するタイミングやトレンドの強さも分かりやすい、便利なインジケーターです。
ぜひ使い方を覚えて、今後の取引の参考にしてください。
MACDとは?
MACD(マックディー)とは、移動平均線を改良して出来上がったオシレーター系インジケーターです。
一般的に、3つの要素で構成されています。
①MACDライン(赤線)
指数平滑移動平均線2本から、平均値を引いた数値をつなげた線です。
(指数平滑移動平均線は、移動平均線よりも過去のデータの比重を少し減らして算出されたもの)
現在の為替からの影響を受けやすい、という特徴があります。
② シグナル(グレー棒グラフ)
MACDラインよりも少ない日数から算出された指数平滑移動平均線。
③ 0ライン(黄線)
MACDの中央に引かれている線です。
上昇・下降のどちらのトレンドに傾いているかを判断する基準になります。
MT4にMACDを設定する方法
さっそくチャート画面にMACDを表示させてみましょう。
今回はMT4を使ってMACDの設定をしていきます。
MT4を起動し、オシレーター系のインジケーターの中から「MACD」を選んでください。
MACDラインを表示するために、2本のEMA(指数平滑移動平均線)の数を指定します。
一般的には短期を「12」、長期を「26」とすることが多いです。
また、同様にシグナルの数字を「9」に設定しましょう。
OKを押せば、チャートの下にMACDの画面が表示されます。
MACDラインとシグナルについては、色や太さも調整できますので、自分の見やすいようにカスタマイズしてみましょう。
MACDを使ったバイナリーオプション取引方法
①トレンドの強さを見極める
MACDの特徴は、上昇・下降トレンドの強さを見極められることです。
0ラインとシグナルの2つを見るだけで、
これから発生するトレンドの強さを見極めることができます。
上の図をご覧ください。
黄色い矢印の部分を見てみると、MACD上でもチャート上でも、共に強い上昇トレンドが発生していることが分かります。
MACD上では0ラインを境に、シグナルが上に伸びていれば上昇トレンド、下に伸びていれば下降トレンドが発生していると分かります。
さらに、シグナル示す角度が急であればあるほど、強いトレンドであることも言えます。
先程の図では0ラインよりも上に、急な角度でシグナルが動いているので、「チャート上で強い上昇トレンドが発生する」と予想できます。
②ゴールデンクロス・デッドクロスに注目
投資するタイミングの見極め方としては、MACDラインとシグナルが交差する点に着目しましょう。
上の図の黄色い丸部分をご覧ください。
MACDラインが、シグナルを下から上に突き抜けているのが分かりますか?
このような形をゴールデンクロスと呼びます。
ゴールデンクロスはこれからチャートが上昇することの表れなので、「High」に投資してください。
逆も同様に、MACDラインがシグナルを上から下に貫いている形の時は「Low」に投資してください。
このような形はゴールデンクロスに対し、デッドクロスと呼ばれています。
どちらも投資を続けていくとよく聞くワードになるので、しっかり覚えてお行きましょう。
③ダイバージェンス発生を見逃さない
少し上級者向けのテクニックになりますが、ダイバージェンスについても覚えておくと良いでしょう
頻繁に起こる現象ではないのですが、上の図のように「チャートでは上昇しているのにMACD上では下降している」ことがあります。
このような状態をダイバージェンスと言います。
ダイバージェンス発生時は、チャートが向かっている方向に投資してください。
図のような場合、チャートは上に向かっているので「High」に投資すれば当たる可能性が高いです。
さっそくMACDを使って取引してみよう
MACDに限らず、すべてのテクニックは実践しないと身につきません。
バイナリーオプションで安定して勝ち続けるには、知識はもちろん経験がをどれだけ積んだかがカギになってきます。
今日この記事を読んで身に着けたテクニックは、今日中に実践して体で覚えるのが1番なのです。
とはいえ、新しく覚えたテクニックを「自分のお金を投入して試すのは嫌だ」という方も中にはいらっしゃるでしょう。
そういった方や、まだバイナリーオプションの口座開設がお済みでない方には、ハイローのデモトレードがおすすめです。
ハイローであれば、登録をせずに本番と同じ画面でデモトレードを利用できます。
プロトレーダーの方も利用しているハイローで通用するテクニックであれば、他の業者でも通用すると言っていいでしょう。
デモトレードはスマホでも試せますので、まずは1度ハイローのデモトレードを試してみてください。
まとめ
MACDの使い方は覚えられましたか?
繰り返しになりますが、MACDの使い方は以下の3つです。
- トレンドの強さを見極める
- ゴールデンクロス・デッドクロスに注目
- ダイバージェンス発生を見逃さない
大事なのは上の3つを頭で覚えるだけでなく、すぐに実践してみること。
実際にお金を投資しなくてもデモトレードならすぐ試せますので、まずは今日、MACDを使った取引を実際にやってみてくださいね。